XL-21配電盤の構造上の特徴とメンテナンス方法を教えてください。

構造的特徴

XL-21 低電圧配電キャビネットは、主に、最大 50 Hz の AC 周波数と最大 500 V の電圧を備えた三相 3 線式および三相 4 線式システムを使用する工業および鉱山企業の配電と、電力照明に使用されます。曲げ鋼板で作られた密閉型エンクロージャです。ナイフスイッチの操作ハンドルは右上のフロントコラムにあり、電源の切り替えを行います。配電盤には母線電圧を示す電圧計が設置されています。前面ドアからはすべての内部コンポーネントが露出し、点検やメンテナンスが容易になります。この配電キャビネットは最先端のコンポーネントを使用しており、コンパクトな設計、容易なメンテナンス、柔軟な配線構成を実現しています。キャビネットには、短絡保護用の気中ブレーカーとヒューズに加えて、コンタクタとサーマル リレーも備えています。前面ドアにはボタンと表示灯が設置されています。

使用とメンテナンス

• 設置またはオーバーホール後、試運転前に、配電ボックスは次の検査およびテストを受ける必要があります (オーバーホール後の検査およびテストは、オーバーホールの内容によって異なります)。

• 配電箱内に設置されている電気機器および二次配線が図面要件に従っていることを確認してください。

• 操作に使用するナイフスイッチとサーキットブレーカーが柔軟で固着していないことを確認します。

• 電気機器が良好に接触しており、意図された動作要件を満たしていることを確認してください。

• 配電ボックスに異物がないこと、およびコンポーネントを固定しているネジが緩んでいないことを確認してください。

動作環境

• 周囲温度: -50°C ～ +40°C、24 時間の平均温度が +36°C を超えないこと。

• 標高: 2000m を超えないこと。

• 相対湿度: 周囲湿度 +40°C で 50% を超えないこと。

                             低い湿度ではより高い相対湿度が許容され (たとえば、+20°C で 90%)、温度変動を考慮して適度な結露が許容されます。

• 装置は垂直から 5° 以内の傾斜で設置してください。装置は激しい振動、衝撃、腐食のない場所に設置してください。